Go2Group 丹羽です。JIRA のプロジェクトを作ってみるシリーズ、第 4 回目のテーマは「フィールドと画面 (前編)」です。これまでの 3 回 でワークフローをカスタマイズする方法を学びました。しかしながら、課題作成時や編集時、ワークフローの遷移 (トランジション) 時に表示される項目は、JIRA のデフォルトのものを使用していました。
JIRA では、課題の属性情報となる項目や、課題のライフ サイクルにおいてそれらをどのように表示するかを、管理画面から簡単にカスタマイズする事ができます。今回はその方法について、ご説明していきたいと思います。
フィールドの概要
今回の記事のタイトルにもなっているフィールドですが、これは「JIRA 課題の属性情報となる項目」を意味します。例えば、JIRA をヘルプデスクとして使用する場合、障害サポートの課題には「障害が起こっている製品のシリアル番号」、「製品のバージョン」、「再現手順」などの情報が必要になるでしょう。このような情報を保持することのできる項目が、JIRA のフィールドです。フィールドには、JIRA があらかじめ持っているデフォルトのフィールドと、ユーザーが自由に追加できる「カスタム フィールド」があります。
現在の JIRA にどんなフィールドが存在するかを確認するには、JIRA 管理画面の左側メニューから [フィールド設定] をクリックし、表示されたフィールド設定の中から任意のものをクリックします。すると、フィールドの一覧が以下のように表示されます。

実はこの画面でも、フィールドに関する様々な設定が行えるのですが、ここでは JIRA のデフォルト フィールドを確認するだけにしましょう。「要約」「担当者」「コメント」などはあらゆる課題に必要な項目で、デフォルト フィールドを削除する事はできません。
カスタム フィールドの作成
次に、「カスタム フィールド」をご紹介します。上で述べた通り、これはユーザーが自由に追加できるフィールドです。まず、JIRA 管理画面左側のメニューから [カスタム フィールド] をクリックします。すると、「カスタム フィールドの表示」画面に移動しますが、現状ではカスタム フィールドは何も表示されないはずです。画面の [カスタム フィールドを追加] リンクから、カスタム フィールドを作成する事が可能です。

上のスクリーンショットに表示されているのが、「カスタム フィールド タイプ」です。現状で、JIRA にこのような種類のフィールドを追加する事が可能ということが分かります。新しいカスタム フィールド タイプを、プラグインによって拡張する事が可能です。ここでは、「日付ピッカー」を選択してみましょう。
次に、表示された画面の「フィールド名」に「不具合発見日」、「適用する課題タイプ」に「Bug」、「適用するコンテキスト」に最初に作成した「JIRA デモプロジェクト」を選びます。

これにより、作成したフィールドは「JIRA デモ プロジェクト」というプロジェクトの「Bug」という課題タイプでのみ利用することができます。その他の設定はデフォルトのままでかまいません。[完了] ボタンをクリックします。
すると、「フィールド 不具合発見日 を画面に関連付ける」という画面に遷移しますが、ここでは何も操作をせず、[更新] をクリックして作成を終了します。また、JIRA のシステムが推奨する通り、ここで [インデックス作成] をクリックし、インデキシングをおこなう事をおすすめします。
「画面」の作成
前節の最後に初めて「画面」という言葉が登場しました。「画面」は JIRA の課題作成や課題編集、表示等の際に使用されるもので、これまでご説明したフィールドの集合です。JIRA 管理画面左側のメニューから [画面] リンクをクリックして、表示された画面の一覧から「Default Screen」を選び、その右側の [構成] リンクをクリックします。

この画面が、デフォルトの JIRA ワークフローで使用されているものになります。今回はここに、先ほど作成した「不具合発見日」というフィールドを追加してみましょう。といっても、この画面に追加してしまうと、デフォルトの JIRA ワークフローに影響を与えてしまいますので、このワークフローをコピーしましょう。
画面中にある [すべての画面を表示] リンクをクリックして、前の画面に戻ります。Default Screen の右側にある [コピー] リンクをクリックしてください。画面の名前は分かりやすく、practice_screen と設定しましょう。

[コピー] ボタンをクリックし、コピーを完了します。
画面一覧の画面に戻りますので、practice_screen の隣にある [構成] ボタンをクリックしてください。画面左下にある、「フィールドの追加」から、先ほどの手順で作成した「不具合発見日」をクリックし、[追加] ボタンを選びます。すると、フィールド一覧の一番下に、不具合発見日が追加された事が確認できます。

「順序」列にある上下ボタンをクリックする事により、このフィールドの画面内での表示順を好きなように変更する事ができます。ここでは、11 番目、「環境」のすぐ上にしてみましょう。
さて、ここまでの手順で、フィールドを新しく作成し、それを画面に追加する事ができました。しかしながら、これをプロジェクトに追加するためには、もう一仕事必要です。その方法について、次回ご説明いたします。




