Go2Group 丹羽です。JIRA をご利用いただいているお客様からよくいただく声として、「高機能なのは分かるけど、できる事が多すぎてどこから手をつけたらいいか分からない」というものがあります。特にワークフローの作成は「難しい」といわれるものの 1 つです。
しかし、実はワークフローの構造さえ理解してしまえば、あとは決まった手順を踏むだけでカスタマイズが可能です。ここでは、「10 分で分かる JIRA のワークフロー」と題して、ワークフローの基本をご紹介したいと思います。
下記の図が、ワークフローの概念を示したものです。
ご覧のように、ワークフローを構成する要素はいくつかあることが分かります。順に解説していきます。
ステータス
ステータスは、課題がワークフローの中で置かれる「状態」です。例えば、あるワークフローではまず「処理中」があり、次に「確認中」があり、最後に「解決済み」といった状態になるとしましょう。ここでいう「処理中」や「確認中」、「解決済み」といった状態がステータスになります。
ステップ
ステップは、あるワークフローにおけるステータスの呼び名です。実はここが非常にややこしいところで、私も最初は「なぜステータスとステップを別々に作成する必要があるのだろう?」と悩みました。その背景には、きちんとした理由があるのですが、それを説明しだすと 10 分では終わりませんので省略します。ここでは、「ステータスとステップを別々に作成して、それらを関連づける必要がある」ことを覚えてください。
トランジション
トランジションは、あるステップから別のステップへ遷移するためのリンクです。例えば、「処理中」から「確認中」へ遷移するのに「確認開始」というボタンを押す場合は、この「確認開始」がトランジションになります。
「ステータスとステップを関連づけ、ステップの間にトランジションを作れば、ワークフローが作成できる」と覚えていただければ、ワークフローは 80% 以上理解したといってもよいと思います。
なお、ここまでの概念を、実際に使用してワークフローを作る記事を過去に執筆しましたので、是非 こちら もあわせてご覧下さい。
条件、検証、事後操作
条件、検証、事後操作は、いずれも トランジションに設定できるプロパティ のようなものです。条件は、「トランジションを実行できる条件」を定義します。例えば、ユーザーが特定のグループに属していないといけない、サブタスクがすべて解決していないといけない、などです。
検証は条件とよく似ていますが、トランジションを実行した際に課題の値をチェックします。この機能を利用して、「特定のフィールドに値が入っているか」「コメントを入れているか」などをチェックするプラグインもあります。
最後に事後操作ですが、こちらはトランジションを実行した後に実施される一連のバッチ処理です。例えば、課題の通知メールを送信したり、担当者を自動的に変更したり等の作業が可能です。
条件、検証、事後操作について詳しくは、この記事 をご覧下さい。
トランジション ビュー
最後に、トランジショ ビューです。これは、トランジション時にはさむことができる画面です。例えば、「処理開始」というボタンを押す際に担当者を変更したり、作業の見積工数を入力したり、といったことができると便利です。トランジション ビューを定義する事で、そのような操作が可能になります。
画面の作成方法について詳しくは、こちら をご参照いただければと思います。
まとめ
JIRA のワークフローは非常に高度な機能がありますが、基本的な要素は、今回ご紹介したもので全てです。概念の話ですので、抽象的で実際にどうやったらいいのか分からない、という場合は、是非各項目のリンク記事をご覧下さい。スクリーンショットもまじえて、実践的な内容にしています。是非、皆様の業務要件にあったワークフローをどんどん作っていただければと思います。





