GreenHopper でスクラム開発を!

2011-11-11 (Fri)  •  By 伊藤  •  活用のヒント  •  GreenHopper アジャイル開発

前回 に引き続き、今回も GreenHopper のご紹介をいたします。アトラシアン社の JIRA プラグイン (アドオン) GreenHopper は、アジャイル開発の支援ツールですが、アジャイル開発手法の 1 つであるスクラムでも活用できます。今回は、その詳細についてご紹介したいと思います。

なお、このブログ記事は、アトラシアン社 Ken Olofsen 氏の「The Scrum Framework with GreenHopper 」から多くを引用している事をあらかじめ申し添えておきます。また、GreenHopper の用語について詳しくは、前回 の記事をご参照ください。

「スクラム」テンプレートの活用

どんなソフトを導入しても、最初の設定は面倒なものです。自社の業務フローにあわせて、カスタマイズが必要ならなおさらです。しかし、GreenHopper はアジャイル開発のためのツールであり、スクラムのためのテンプレートを用意しています。

前回 ご説明した通り、GreenHopper は JIRA のプラグイン (アドオン) ですが、「スクラム」のテンプレートを選択すると、「エピック」「ストーリー」といった課題タイプや、「ストーリー ポイント」「事業価値」といったカスタム フィールドを自動的に JIRA に追加してくれます。

(「課題タイプ」について詳しくは こちら の記事を、「カスタム フィールド」については こちら の記事をそれぞれご覧下さい。)

これにより、自分で設定を行わなくても、エピックやストーリーを作成したり、ストーリー ポイントや事業価値をエピック/ストーリーに入力する事ができるようになります。GreenHopper ですぐにスクラム開発の管理を行う事が可能になります。

バックログとバーンダウン チャート

スクラム開発で使用するバックログは、GreenHopper の計画ボードの機能を利用して管理できます。

ゴーツーグループ ブログ : GreenHopper のバックログ表示画面

スクリーンショットのように、プロダクトのバージョン (スプリント) に関連づけられたバックログが表示されます。プロダクト オーナーは、ドラッグ アンド ドロップでバックログの優先順位を変えたり、次のスプリントに割り当てたりする事ができます。

バーンダウン チャートでは、前回 の記事にある通り、チャート ボードを利用できます。バーンダウン チャートはタスクの数だけでなく、工数やストーリー ポイント等、開発チームが必要とする基準に従って作成する事が可能です。

スクラムの「儀式」と GreenHopper

次に、Ken Olofsen 氏の記事を参照しながら、アトラシアン社がどのように GreenHopper を活用して日々のスクラム開発を行っているかをご説明します。

デイリー スクラム (スタンドアップ)

日々のミーティングは、チーム メンバーがウォールボードの前に集まって行います。

ウォール ボードは以下のスクリーンショットのように、GreenHopper のチャートをディスプレイ全画面に表示できるものです。これを見ながら、今あるバックログの数や、優先して取り組まなくてはいけない課題を確認します。

ゴーツーグループ ブログ : ウォールボードの例

プラニング ミーティング

プラニング ミーティングでは、スプリントの計画をたてるためにチーム全体で議論を行います。実施の方法はチームによって異なりますが、通常スクラム マスターは GreenHopper の計画ボード上にあるそれぞれのカードに、リアルタイムの統計情報を入力していきます。

スクラム マスターはまた、次のスプリントのバージョンを追加し、マーカー の値を調整します。

(マーカーの値は、カードの数やストーリー ポイント、予想工数などチームが使用している基準値なら何でも構いません。)

こうして見積が終わると、ターゲットのスプリントにマーカーを確定し、カードを設定します。

スプリント レビュー

このミーティングは、イテレーションの終わりに実施し、スプリント中に開発した機能をデモする事を目的とします。ここで、それぞれのカードにコメントやフィードバックを追加したり、新しいカードを作成したりします。コンテキスト を使って、議論したい課題をフィールドの値や開発者、ストーリー ポイント等を基準に絞り込む事もできます。

振り返り

振り返りは、チームがどのように開発の生産性を向上できるかについて考える機会です。ここでよく用いられるのは、開発工数の精度を確認できるバーンダウン チャートです。また、事業価値やユーザー インターフェイスの複雑性等の指標を使って、協議の助けとする事もあります。

まとめ

ここまで見てきた通り、GreenHopper はスクラム開発のすべてのフェーズで活用できる強力なツールです。計画ボードやタスクボード、チャートボードはもちろんのこと、それらで参照できるマーカーやコンテキスト等は、プロジェクトの状況把握を容易にし、ホワイトボードや表計算ソフトでは実現できない機能を提供します。

前回にも述べましたが、GreenHopper は 10 名までのチームなら JIRA を含めても 2,000 円 (税別) で利用できます。ご関心のある方、デモをご希望の方は是非弊社までお声がけ下さい!


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