Atllassian Summit 2012 レポート : プロダクト マネージャーが語る FishEye の今後

2012-06-07 (Thu)  •  By 伊藤  •  イベント  •  Bitbucket FishEye

米国現地時間の 5 月 30 日から 6 月 1 日の日程で、毎年恒例の Atlassian Summit 2012 が米国サンフランシスコの Desgin Center Concourse で開催されました。世界各国から多くの参加があり、参加者全員が “Happy Camper” のように笑顔が耐えないイベントでありました。”See you again in 2013″ のフレーズが、アトラシアン社のスタッフからはもちろん、参加企業のスタッフや一般参加者からも聞かれ、非常にアット ホームな雰囲気の中で終了しました。

さて、先般のブログ記事 (「Atlassian Summit 2012 レポート : プロダクト マネージャーが語る Confluence の今後」、「Atlassian Summit 2012 レポート : プロダクト マネージャーが語る JIRA の今後」) でもご紹介いたしましたが、弊社は Atlassian Summit の初開催からスポンサー企業として参加しており、今回も弊社ブースに多くのお客様がいらしてくださいました。

また今年は、アトラシアン版ジーニアス バーとも言える、AtlasBar もお手伝いをさせていただきました。AtlasBar では、弊社エンジニア 2 名が、今まで培った経験や製品知識を元に、時にユーザーの立場から、またある時はデベロッパーの立場から、多くのユーザー様のお悩みにお答えいたしました。

印象的だったのは、どの製品の質問においてもパフォーマンスの話題があがっていたことでした。それに応えるかのように、最近、アトラシアン社ではパフォーマンスの改善について全社を挙げて取り組んでおります。パフォーマンス専門のチームも発足し、テストやドキュメント化を進めているとのことですので、今後、状況は更に改善されていくと考えています。

プロダクト マネージャーが語る FishEye の今後

先般の ConfluenceJIRA に引き続き、今回のブログでは FishEye のプロダクト マネージャーであり、さらには開発ツール全般のウェビナーやブログ投稿でおなじみの Giancarlo Lionetti 氏との対談についてご報告をいたします。Atlassian Summit 開催初日で忙しいなか、Giancarlo 氏には FishEye に関する本音や、気になる Stash との共存について語っていただきました。

FishEye の今後

最初にお伺いしたのは、多くのユーザー様からお問い合わせを受けている、FishEye のパフォーマンスの問題についてです。FishEye では、レポジトリのサイズが大きい場合に初期スキャンにかなりの時間がかかるというご指摘を受けており、大規模インスタンスの管理者様におかれましては、非常にクリティカルな問題であると弊社でも認識しています。

Giancarlo 氏によると、FishEye のパフォーマンス問題についてアトラシアン社も十分に認識しているとした上で、今後のバージョンではファンシーな新機能を追加するよりも、パフォーマンスを改善するために何ができるか、あらゆる可能性を視野に入れて取り組んでいくことを断言されておりました。

現時点では、まず FishEye 2.8 で大幅なパフォーマンス改善を実現し、ユーザー様の反応を見たいと考えているとのこと。

また、使用頻度の低い機能を製品からは切り離し、プラグインとして実装することでパフォーマンスの改善を図るということも視野に入れているとのことです。いずれにしても、ユーザー様の声を取り入れつつ、本格的に取り組んでいくとの考えだそうです。

それ以外にも、運用面からのパフォーマンス改善として、大きなレポジトリを分ける、HTTP プロトコルの代わりに、file プロトコルや svn プロトコルを使用する、FishEye を走らせているマシンに svn サーバーをホストする、などを挙げられておりました。

Stash との共存

今年の 5 月に DVCS 管理ツールの Stash が新たにアトラシアン ファミリーに加わりました。この Stash についても造詣の深い Giancarlo 氏は、FishEye のようなパフォーマンス問題を二度と起こさないような仕様になっていると力説をしておられ、同氏はもちろんのこと、アトラシアン全社を挙げて Stash に力を入れていくといった雰囲気が伝わってきました。

現在はリリースされたばかりで、機能が限定的な部分もありますが、今後はプル リクエストなど、様々な機能を追加していき、将来的には Github や Bitbucket に負けないような製品にしていきたいと熱く語られておりましたので、こちらも FishEye 同様、今後の動向に目が離せません。

先般、弊社ニュース レターでも紹介をさせて頂きましたが、Stash についてまとめた日本語ページをご用意しておりますので、ご興味のある方は是非、ご覧ください。

新製品 Atlassian Stash のご紹介

最後に

恐らく耳にたこが出来るほど、社内やユーザー様から FishEye のパフォーマンス問題について言及されているであろうにもかかわらず、Giancarlo 氏は、私達の質問にも非常に丁寧に、真摯に答えてくださいました。そして、製品の改善のために、あらゆるオプションに耳を傾けたい、といったストイックな姿勢が溢れておられました。

しばらく新しい機能の追加はあまり行われないようですが、それはあくまでもパフォーマンスの改善に注力するためです。結果としてパフォーマンスに関するユーザー様の悩みが解消されれば、それは非常に歓迎すべきことです。パフォーマンスの向上を図った上で、機能追加を考えていくという方向性に何の異論もないように感じました。

毎回恒例となりますが、Atlassian Summit のお忙しい中、時間を割いてくださった Giancalro 氏に感謝しますとともに、このような機会を設けてくれた、アカウント マネージャーの Linh 氏にもこの場を借りまして御礼を申し上げたいと思います。

注意 :上記に掲載されている情報は、2012 年 5 月 30 日現在のもので、計画の変更等がある場合もございますので、予めご了承下さい。

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