GreenHopper マネージャーによるスクラムに関する Q&A (後編)

2012-09-21 (Fri)  •  By 伊藤  •  活用のヒント  •  アジャイル開発 翻訳

今回の記事は、アジャイル開発に関するアトラシアン ブログ「Scrum Q&A with the GreenHopper Product Manager 」の弊社翻訳版の後編です。原文と差異がある場合は、原文の内容が優先されます。

GreenHopper を選択する理由

GreenHopper は 業界最先端の課題管理システム であるアトラシアン JIRA 用のアドオンです。この 12 か月にわたって GreenHopper を全面的に再構築してきましたが、我々はそれをアジャイル方式で実現しました。新機能をベータ プログラムを通じてユーザーに提供し、新リリースを 2 週間ごとに公開しました。つまり、アジャイル開発チームがスクラムを活用してアジャイル製品を開発したわけです。

数多くのユーザーやアトラシアンの他の開発チームから 1,000 件以上のフィードバックを受け取りました。その理由ですが、このツールをスクラム チームの重要なニーズやプロセスをサポートするものにしたかったためです。

  • 製品オーナーによるバックログの順序付けと整理
  • チームによるミーティングの計画
  • スプリントの実行状況の確認
  • スプリントのプロセスの追跡
  • 連続した改善の実現

GreenHopper を使用する企業の規模や業種

GreenHopper は世界中でもっとも人気のあるスクラム ツールで、6,300 以上の顧客と 650,000 以上のライセンス ユーザーがいます。10 ユーザー 1,000 円 (税別) のスターター ライセンスを活用する小規模チームから、数万人規模の開発者を有する企業まで、実にさまざまです。フォーチュン誌のトップ 50 企業の 90% 以上がアトラシアンの顧客です。

アトラシアンでは、ソフトウェアはいたるところで必要であることを自覚しています。ソフトウェア製品のマーケティングや販売を行っていない企業でさえも、自分たちの競争上の優位性のためのツールを開発する内部ソフトウェア チームの必要性に気が付いています。

弊社の顧客はあらゆる業種に及ぶため、さまざまなユーザーや現場にアジャイル ソフトウェア開発の驚くべきベ利益をお届けすることを我々の使命としています。我々の最大の業種は、金融、IT、通信、製造、および科学研究です。

GreenHopper はスクラム専用なのか

GreenHopper は間違いなくすばらしいスクラム ツールです。しかし、高度に構成可能であるため、あらゆる種類のアジャイル開発アプローチを組み合わせ対応します。この柔軟性により、何から手を付けてよいか分からないチームに対して、スクラム導入に向けた道筋を提供可能となります。例えば、チームはシンプルなウォーターフォール型スタイルから開始することができ、その後、ワークフローの見える化を追加します。この方法で開始することで、カンバンと呼ばれる人気のアジャイル アプローチのメリットを享受できます。その後、見積や流動的な優先順位付けといった、スクラムの概念を使用開始することで、チームがスクラム-バン (スクラムとカンバンを組み合わせたアプローチ) へ移行できます。そしてチームは最終段階に移り、イテレーション、バーンダウン、その他を導入することでスクラムを導入できます。れぞれの局面でチームによる導入を促し、かつ 1 つのツールをとおしてシームレスにすべてを行えるというメリットがあります。

アジャイルにさらに熟練したチームにとっては、この構成可能性は必須です。なぜなら、絶え間なく向上するためには、チームは自分たちのニーズに適合するようにプロセスを改良する必要があるからです。それ以外にも、カンバン チーム向けには追加設定なしで使用可能な機能が含まれており、さらにはスクラム チームとシームレスに対話することも可能です。

興味深い例として、最近我々が話し合いの場を持った顧客の場合を挙げてみましょう。この顧客のインフラストラクチャ チームはカンバンを採用しており、メインとなる開発チームはスクラムを採用しています。スクラム チームは、自分たちが必要なインフラストラクチャの変更 (新しいデータベースなど) に関するストーリーを自分たちのスプリントに作成し、そして、それをカンバン チームに割り当てます。次にカンバン チームは、すぐに自分たちのボード上のアイテムを確認し、作業を行ったら更新を行います。カンバン ボード上でアイテムのステータスが更新されると、スクラム ボード上でも同時に更新されます。このようなクロス チームかつクロス手法のビューは、連携に関して驚くほど効果的です。

GreenHopper は、いかにしてチームをより生産的、効率的、よりアジャイルにすることに貢献するか

スクラムは採用や維持が簡単なわけではありません。なぜなら、組織レベルでの大幅な変更が必要ですし、さらには管理上のオーバーヘッドが発生するからです。GreenHopper はこれらの問題を取り除くことで、チームが生産性に関するメリットを苦痛を感じることなしにすべて享受できるようにします。我々が提供するツールは慣れないチームにも理解しやすく、さらには業界のベスト プラクティスも提示します。GreenHopper は、ストーリーの入力、ストーリーの並べ替え、ストーリーの説明、ストーリーのステータスのアップデートなどの一般的なスクラム タスクをとても簡単にし、管理上のオーバーヘッドを削減します。このツールは情報を明確にすることでチームの向上をお助けします。スプリントのプロセスを表示するバーンダウン グラフ、作業済みおよび未作業を明確にするスプリントのレポート、さらにはスプリント間でチームの生産性の変化を理解するためのベロシティ グラフを自動的に生成します。

チームが慣れてくるに従い、カンバン機能、ワークフローのカスタマイズ、カスタム フィールドなどの高度な機能を使用することが可能です。さらに進んだチームでは、すべてのアトラシアン スイートを利用することも考えられます。継続的インテグレーション、Wiki ドキュメント作成、そしてソース コード レビュー。これらすべてがチームをよりアジャイルにします。

スクラムは今後数か月/数年で人気を集めるか

これは難しい質問です。今のところ、カンバンが勢い増しています。この手法は、品質管理、DevOps、そして管理チームなどの「リリース」というよりも、キュー ベースの作業を行っているチームにはとても適しています。スクラムが人気を博し続けるのは間違いありません。これは時間が経てば分かります。

アトラシアン アジャイル シリーズ : 本記事は、アトラシアンによるトップ アジャイル エキスパートの最新インタビューです。アジャイルに関する資料については、The Agile Coach を参照してください。それ以外にも、Nextag、OpenDNS、OfficeDrop、John Muir Health、PBS、Interspire、その他のインタビューもお読みください。


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