ユース ケース : JIRA Software と Bitbucket との統合の強化 (1/3)

2016-04-07 (Thu)  •  By 伊藤  •  活用のヒント  •  Bitbucket JIRA Software

はじめに

本資料は、JIRA Software (Server) と Bitbucket (Server) との連携を効率的に行うためのユース ケースです。全部で 3 部構成となっており、それぞれの概要は以下のとおりです。

  • 第 1 部 : 本ページです。JIRA Software (Server) と Bitbucket (Server) との統合に必要となるアプリケーション リンクの設定について解説しています。
  • 第 2 部 : Bitbucket (Server) 上の Git リポジトリへのコミット アクティビティを JIRA Software (Server) 上で確認する方法について解説しています。
  • 第 3 部 : Bitbucket (Server) 上の Git リポジトリへのコミットにおいて、コミット メッセージを検証する方法について解説しています。

やりたいこと

今回のユース ケースで実現したい事項は、以下のとおりです。

  • Bitbucket 上で管理されている Git リポジトリのコミット アクティビティを JIRA Software 上で把握したい。
  • そのためにその Git リポジトリへのコミットと JIRA 課題とを確実に紐付けたい (ヒューマン エラーを防ぎたい)。

使用したツール

今回のユース ケース作成にあたり、使用したアプリケーション (アドオンを含む) およびそのバージョンは以下のとおりです。

前提となる条件

今回のユース ケースで前提となる条件は、以下のとおりです。

  • JIRA Software 上にプロジェクト デモ プロジェクト が定義されている (プロジェクト キーは DEMO)。
  • Bitbucket 上にプロジェクト デモ プロジェクト が定義されている。
  • Bitbucket の デモ プロジェクト は Git リポジトリ demo-repo を持つ。
  • SourceTree から Git リポジトリ demo-repo に修正ファイルのコミットができる。
ユース ケース : JIRA Software と Bitbucket との統合 (前提条件)

設定の手順

今回のユース ケースでは順を追って設定を行いますが、その概要は以下のとおりです。

  1. アプリケーション リンク機能を使用して JIRA Software と Bitbucket との間で情報のやり取りを行えるようにする。
  2. (オプション) 既定では無効化されているスマート コミット機能を有効化する。
  3. Git Integration for JIRA を利用して Bitbucket 上の Git リポジトリのコミット アクティビティを JIRA Software 上で確認できるようにする。
  4. Commit Policy Plugin を利用してコミット メッセージの検証を行い、コミットと JIRA 課題との紐付けを徹底する。

アプリケーション リンクの設定

アプリケーション リンクとは、アトラシアン製品同士でのデータのやり取りを実現する機能です。今回使用する Git Integration for JIRA や Commit Policy Plugin for JIRA もこの機能を利用して JIRA Software と Bitbucket との間で情報のやり取りを行っています。

アプリケーション リンクを設定するには、以下の操作を行います。

  1. 管理者権限を持つユーザーとして JIRA Software にログインします。
  2. ヘッダー右端の アイコン ([管理] メニュー) から [アプリケーション] オプションを選択します。
  3. ユース ケース : JIRA Software と Bitbucket との統合 (1/3)
  4. 左ペインの [アプリケーション リンク] オプションを選択します。
  5. ユース ケース : JIRA Software と Bitbucket との統合 (1/3)
  6. [アプリケーションの新規作成] フィールドに Bitbucket の URL を入力します。
  7. ユース ケース : JIRA Software と Bitbucket との統合 (1/3)
  8. [リンクの新規作成] ボタンをクリックします ([リンク アプリケーション] ダイアログが表示されます)。
  9. 必要応じて、[リンク アプリケーション] ダイアログのオプションにチェックを入れます。
  10. ユース ケース : JIRA Software と Bitbucket との統合 (1/3)
  11. [続行] ボタンをクリックします (Bitbucket にリダイレクトされます)。
  12. Bitbucket 上の [Link Application] ダイアログの [続行] ボタンをクリックします (JIRA Software にリダイレクトされます)。
  13. ユース ケース : JIRA Software と Bitbucket との統合 (1/3)
  14. JIRA 管理画面へのログインを行います。

(オプション) スマート コミットの有効化

スマート コミットとは、コミット メッセージを利用して JIRA 課題に対してさまざまな操作を実行することです。例えば、JIRA 課題にコメントを残す、作業ログを記録する、さらにはワークフロー トランジションを実行するなどの操作を行うことができます。ただし、既定ではスマート コミットは無効化されているので、JIRA Software 上で有効化する必要があります。

なお、スマート コミットに対応している Bitbucket (Server) はバージョン 4.2 以降です。また、Git Integration for JIRA を使用する場合は、Bitbucket (Server) のバージョンに関係なくスマート コミットを利用でき、かつ、本設定は必要ありません。

スマート コミットを有効化するには、以下の操作を行います。

  1. 管理者権限を持つユーザーとして JIRA Software にログインします。
  2. ヘッダー右端の アイコン ([管理] メニュー) から [アプリケーション] オプションを選択します。
  3. ユース ケース : JIRA Software と Bitbucket との統合 (1/3)
  4. 左ペインの [アプリケーション リンク] オプションを選択します。
  5. 先ほどアプリケーション リンクを設定した Bitbucket の アイコン ([操作] ボタン) から [Smart Commits] オプションを選択します。
  6. ユース ケース : JIRA Software と Bitbucket との統合 (1/3)
  7. スマート コミットを使用する Bitbucket サーバー アカウントの [Smart Commits] オプションにチェックを入れます。
  8. ユース ケース : JIRA Software と Bitbucket との統合 (1/3)
  9. [Save Settings] ボタンをクリックします。

現在の状態

現時点で完了している設定は、以下のとおりです。

  • JIRA Software と Bitbucket との間でアプリケーション リンクが設定されている。
  • 上記アプリケーション リンクでスマート コミットが有効化されている。

「ユース ケース : JIRA Software と Bitbucket との統合の強化 (2/3)」では、BigBrassBand Git Integration Plugin for JIRA を用いて Bitbucket (Server) 上の Git リポジトリへのコミット アクティビティを JIRA Software (Server) 上で確認する方法について解説します。

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