テスト管理ツールを選択する際に考慮すべき 4 つの事項

2018-03-19 (Mon)  •  By 伊藤  •  活用のヒント  •  テスト管理 翻訳

今回の記事は、ゴーツーグループ ブログ (英語版)「Four Factors to Consider While Choosing a Test Management Tool 」の弊社翻訳版です。原文と差異がある場合は、原文の内容が優先されます。

テスト担当者、開発者、そしてテスト マネージャーの方はショッピングがお好きですよね? 特にテスト管理ツールなどは。でも困ったことに選択肢が多過ぎませんか?そのソフトウェアが自社のニーズに合っているかを入念に調べなければならないというプレッシャーはますます強くなっています。また、多機能なテスト管理ソリューションが数多く出回っていることも状況を面倒にしています。シンプルな ‘what can it do for me (自分にとってのメリットは何か)’ ルールで選択肢を狭めたいと思ったことはありませんか?

テスト管理に関する以前のブログ投稿では 良いテスト管理ツールの重要な特徴 を解説しました。しかし、これら特徴があなたの目標達成の役に立つのかをどのように確認すれば良いのでしょうか? あなたが最初に行うべきことは、テスト ニーズ (ワンタイム、一致、またはロングラン)、テスト期間、および予算を書き出すことです。また、安価でありながらもサポートと使い勝手の良さを備えたオープンソース ツールも検討します。

最近、Software Testing Help はテスト担当者向けに 15 種類のテスト管理ツールの一覧 を公開しました。この一覧ではオープンソースと商用ツールの両方が取り上げられており、とても有用です。あなたの要件と予算を基にツールの選択を行った後、以下のパラメーターを使用してそのツールの分析に取り掛かりましょう。

生産性と品質を向上するか

主要機能であるトレーサビリティ、リアルタイム レポート、ならびにコラボレーションは、良いテスト管理戦略を定義する際に役立ちます。適切な製品をより短い期間で出荷できるようになるため、結果としてソフトウェアの品質に貢献します。

  • テスト ライフ サイクルの各ステップ (要件、テスト、および欠陥) を正確に追跡するか。これは複数ステップ プロセスにとって重要です。また、テスト マネージャーはリスクを最小限にとどめ、さらにカバレッジを最適化できます。これには対話型ダッシュボードやインターフェイスが関係します。 特にテスト ケースやテスト スクリプト、新しい機能やアップデート、新しいユーザー要件、そしてユーザー ストーリーへの変更など、過去、現在、ならびに将来のプロジェクトのテスト ケースを追跡可能にします。例えば、テスト ケースが失敗した場合、どのステップでテストが失敗したのかを確認できると便利です。欠陥を特定や修正が可能になりますし、将来のプロジェクトへの洞察となります。また、整合性のないテスト要件を検出できれば将来におけるテスト ケースを再利用する場合に役立ちます。
  • 単一のテスト スイートで手動テストと自動テストの組み合わせを支援するか。例えば、テスト スイートは、フロントエンドをテストするための手動/自動 GUI テスト、ならびにバックエンドをテストするための API テストを組み合わせることができます。この種のテスト スイートはリリースやスプリントで再利用できるため再作業を減らせます。また、回帰スイートとしての役割を果たす追加のテストを構築できます。それ以外にもテスト実行に必要な時間の洞察を与えます。これは手動テストを自動化したり、自動テストを手動化したりする際に役立ちます。
  • プロジェクトの各ステップに関する更新や明確な概要をリアルタイムで提供するか。これにより、アジャイル環境における品質管理チームは素早く対応できます。ソフトウェアの対話機能を向上し、さらには強固なフィードバック ループを確立できます。
  • 高度なコラボレーション機能を持つクラウドと互換性がるか。単一のプラットフォーム上でのテスト担当者、開発者、およびその他関係者の間でのコミュニケーションの改善はサイロを回避できるだけではありません。彼らはテスト プロセスの各ステップの最新情報を把握できます。また、指標、データ、レポート、スプリント、およびリリースなどのテスト アセットにアクセスできます。

統合の自動化を可能にするか

統合の自動化はテスト管理ツールの重要な要素です。また、自動化ツールやソフトウェア開発ツールをシームレスに統合できればテスト管理戦略の強みとなります。

自動テストは本年の大きなトレンドの 1 つです。また、CI/CD の達成、ひいては DevOps 戦略の成功に必要不可欠です。
  • あらかじめ設定されたサイクルでテスト ケースを実行できるか。時間、労力、および費用を節約したり、市場に出すための期間を短縮したりできます。例えば、品質管理チームは回帰テストを手動で実行する必要はありません。したがって、繰り返しを削減できます。また、エラーを最小限にとどめることも可能です。
  • 継続的インテグレーションをサポートするか。これはテスト エンジニアの負担を軽減できます。テスト ケースを自動実行できる良いテスト管理ツールの場合、テスト スクリプトを管理したり、ローカルとリモートの両方でテストを計画や実行を自動で行ったり、テスト結果を保存したりできます。
  • バグ トラッキング ツールやサポート デスク ソフトウェアとシームレスに統合できるか。これにより、品質管理チームにとってテスト プロセスがとても容易になります。プロジェクトのすべての関係者が 1 つの課題を同時に取り組める、バグをテスト ケース インスタンスにリンクできる、ユーザーが問題に対するソリューションをすぐに取得できる、さらには課題をクローズできるべきです。

アジャイル開発プロセスに適応できるか

ソフトウェア開発はアジャイルになっているため、開発者とテスト担当者は認識を共有することが重要です。良いテスト管理ツールは、彼らが一緒にコラボレーション、計画作成、そして実行することを可能にします。また、可視性が向上するため、より素早く出荷したり、コストと時間を節約したりできます。

  • 組織の異なる部門に対してスケーラブルかつカスタマイズ可能であるか。部門毎に異なる開発手法を採用している場合があります。例えば、ツールにはカスタム フィールドを追加する機能があれば各ビジネス プロセスに特化した値の定義/選択が可能になります。
  • プロジェクトの種類、規模、および期間に応じた変更に柔軟に対応できるか。例えば、特定のフィールドを除外したり、関連のないテストを消去したりできれば時間の節約になります。理想的なテスト管理ツールは、具体的な品質管理戦略に対応できる自由を備えています。
  • 組織内のさまざまなユーザーが容易に適応できるか。これはトレーニングの必要性が最低限である、取り組みやすい、そして使いやすいことが必要です。また、このようなツールは統合オプションを備えており、IT 部門はカスタム統合を構築する必要はありません。 具体的な例として Jira です (およびそのアドオンである synapseRT などのテスト管理ツールです)。
  • ユーザー ストーリー、見積、スプリント バックログ計画、ベロシティ グラフその他の作成をサポートするか。また、イテレーションやバックログに関する製品リリースを記録できるか。

複数の方法でのサポートを提供するか

テスト管理ツールはさまざまな方法でサポートを提供すべきです。モバイル デバイス、さまざまな種類のユーザーや言語、そしてシームレスなテスト プロセスを可能にするその他の機能などに対応すべきでしょう。

  • 複数のユーザーが同一プラットフォーム上でコラボレーションできるか。また、追跡や安全性が整っているか。例えば、ユーザー単位で権限を割り当てられる、ファイルやフォルダーをパスワードで暗号化できる、編集可能なファイルのロックできる、ファイルの履歴を管理できるなどが考えられます。
  • モバイル デバイスやタブレットなどの複数のデバイスをサポートするか。これにより、チーム メンバーは時間や場所を気にせずに作業を行えます。特に顧客先や他の地域にいる場合に有効です。
  • インターフェイスはユーザー フレンドリーであるか。また、カスタム統合機能を備えており、複数の言語やタイム ゾーンに対応し、かつ高度な検索機能を実装しているか。

適切なテスト管理ツールを選択することは、アジャイル ソフトウェア開発ライフサイクルにとって重要です。また、ユニット、レグレッション、API、および GUI などのテスト間での可視性を提供します。これにより、これらのテスト間での要件のカバレッジを最適化できます。また、テストの規模が拡大するにつれ、テスト管理ツールも拡大すべきです。


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