アプリケーション統合に関する注目のトレンド

2018-03-02 (Fri)  •  By 伊藤  •  活用のヒント  •  アプリケーション統合 翻訳

今回の記事は、ゴーツーグループ ブログ (英語版)「Hottest Integration Trends You Just Can’t Miss 」の弊社翻訳版です。原文と差異がある場合は、原文の内容が優先されます。

現代のデジタル時代においてアプリケーションの統合は大変革をもたらす要素です。企業は適切な統合戦略を決定し、それをデプロイするというプレッシャーを感じています。サービス プロバイダーにとっては、これはさまざまな統合要件に応える機会があることを意味しています。クラウド ベース統合の採用の増加、ハイブリッド統合の隆盛、IoT (モノのインターネット) の登場、そして DevOps の実践やデジタル トランスフォーメーションの目標を背景としたデータ中心の統合の登場。2018 年はアプリケーション統合にとって急成長の年になりそうです。

実のところ、「汎用的な」統合アプローチはもはや通用しないかもしれません。そして、ビジネスは、自分たちの要件に適した、かつ効率的に実現できるカスタマイズ ソリューションを探すことが必要です。弊社は 2018 年における統合トレンドの一覧を作成しました。これらから適切な統合戦略と支援技術を選択することで貴社のビジネスの方針を決定できるでしょう。

クラウド統合

クラウド ベースの統合ソリューションの人気は急上昇しています。サプライ チェーン管理システムをクラウド コンピューティング モデルやバック オフィス システムに統合させる方法を探している組織に広く受け入れられています。そしてこの傾向は加速しています。業務用のハードウェアやソフトウェアを所有する負担から解放されるため、費用効率、クラウド API 効率、柔軟性、アジリティ、スケーラビリティに直結するからです。データの量や形式に関わらず、クラウドを利用することで統合を迅速に行えます。また、アップグレードやアップデートのコストも必要ありません。

ハイブリット統合

今年は ハイブリッド統合 の躍進が期待され、かつ大きな可能性が見込まれています。ハイブリッド統合を活用することにより、トランスポート層セキュリティなどの安全な技術を使用してオンプレミス アプリケーションをクラウド ベースのアプリケーションに接続できます。その結果、エンタープライズ システムと SaaS/PaaS/iPaaS などのサービスとの間の橋渡しが実現します。レガシーなシステムやアプリケーションの近代化を進めたいが、クラウドへの完全移行を望まない企業にとってこれは第一歩となります。データ転送の費用を節約でき、ビジネスに競争力を与え、そして革新を推進します。

セルフ サービス統合

迅速かつ セルフ サービス型の統合技術 やソリューションは現実のものとなっており、今年の統合に関するトレンドの筆頭です。IT 部門にとっては、コストが削減できる点もセルフ サービス統合の価値と言えるでしょう。それ以外にもビジネスのアジャイルを実現する一方でデータの可視性と制御を管理できます。このソリューションにより、一般ユーザーは直感的な方法でサービスおよびアプリケーションに接続できます。また、貴重なリソースを消費することもありません。セルフ サービス統合で使用されるセルフ サービス統合ツール、プラットフォーム、またはソリューションは、管理とセキュリティの一元管理を実現します。また、統合プロジェクトのバックログを回避するのにも役立ちます。ビジネス アプリケーションや製品に関し、人気のアプリケーションには既成の統合テンプレートが導入されています。手動で構築した統合にそれほどの時間を費やす必要はありません。これにより、IT チームは統合構築およびその管理に関する負担を軽減できます。

iPaaS

SaaS (サービスとしてのソフトウェア) 単体では増大するクラウド技術の統合の複雑さを解決できない場合、iPaaS (Integration Platform as a Service/サービスとしての統合プラットフォーム) は極めて重要となります。カスタム統合向けの開発ツールに加え、ポイント ツー ポイント統合を導入できるため、これこそが iPaaS がクラウド技術の統合に伴う複雑さを削減できる分野です。iPaaS は文字通り本年最も人気のアプローチのひとつです。

IoT と統合

IoT はあらゆる場所に存在します。統合ソリューション プロバイダーが直面している問題として、既存の IT システム内で接続されているすべてのデバイスおよびアプリケーションに対してIoT 技術の組み込むことが挙げられます。2020 年には IoT デバイスの数は 210 億になると予測されています。 ビジネスにおいては iPaaS の使用は不可避です。なぜなら、これらデバイスに接続してリアル タイムでデータ分析と洞察を得るための最もシンプルな方法のひとつだからです。

e コマース統合

オンライン ショッピングの需要増大に伴い、e コマース プラットフォームの複雑さも増大しています。その結果、発注、在庫管理、ならびにバックエンド業務に関連する複数のタスクを管理することが困難になってきています。そこで、自動化されたプロセスでバックエンド システムとフロントエンド システムとの間での情報の自由なやり取りを可能にする統合ツールが必要とされています。今年は e コマース Web サイト、バックエンド プロセス、ならびに ERP システムを組み合わせた e コマース統合ソリューションが出現するでしょう。業務効率および顧客満足の観点から、統合が長期的にもたらす価値をビジネスは認識することになります。

ビジネス プロセス統合

アプリケーションやサービス間でのポイント ツー ポイント統合を用いたソリューションは、ビジネスの複雑さを増大します。また、より大きな問題を解決することもありません。セールス、マーケティング、サプライ チェーン管理、オペレーション、カスタマー サービス、その他などのビジネス プロセスを効率化し、かつ自動化するためにクラウド ベースの統合ソリューションを採用するケースが急増しています。これは、内部関係者と外部関係者のコラボレーションを改善するだけでなく、顧客満足に繋がります。

アジリティ ドリブン統合

アプリケーション、システム、およびソフトウェアの頻繁なアップデートをリリースする企業にとってアジャイルの必要性はかつてないほど高まっています。このシナリオでは、統合ソリューションとして iPaaS を採用することは、アジリティだけでなく、スケーラビリティ、高ベロシティ、ならびに品質をも確保します。アジリティ ドリブン統合ソリューションにより、ビジネスはマイクロ サービスのパイプラインの構築と稼働を行えます。ビジネスは進化する環境にアジャイルを採用し始めたため、統合プロバイダーはアジャイルであることの重要性を強制的に詰め込む必要はなくなりました。

API ドリブン統合

API は統合ソリューションのコア要素のひとつです。また、クラウド ベースの実装にとって不可欠でもあります。アプリケーションやサービス間の接続性を加速するだけでなく、新しいアプリケーションを既存のインフラストラクチャに統合します。今年は API の世界にとって 2 つの大きな変化があります。まず、リアルタイムの API ドリブン統合が人気を得るでしょう。その理由は、リアルタイム データを使用する API 中心アプリケーションの統合に役立つからです。次に今まで以上に多くのベンダーが自身の API を外部開発者に公開するでしょう。そして API を経由して自身の製品に iPaaS を組み込めます。

リアルタイム統合

ビジネスにおいてリアルタイムで情報をすべての関係者と共有することは最優先事項です。2 種類、もしくはそれ以上のアプリケーションを統合してシームレスなデータの流れを実現するだけでなく、エンド ユーザー エクスペリエンスを高めることにも焦点が当てられています。統合プロバイダーは、リアルタイムでのデータ同期に焦点を当てたソリューションの開発に注力しています。これは e コマースの分野において特に顕著です。DevOps とデジタル トランスフォーメーションの実践において、アプリケーション統合は間違いなく今年の注目の話題になるでしょう。サービスおよびソリューション プロバイダーは、特定のビジネス要件を満たすために統合ソリューションをカスタマイズすることで忙しくなるでしょう。

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